公園を歩いていたら、大小たくさんの石が、丸く囲うように並べて置かれ、まるで一枚の大きなお皿のようになっていた。そのお皿には、いっぱいの草が盛りつけられ、近くに立っている葉桜からはらはらと舞い落ちてくる数枚の花びらが、最後のトッピングみたいに振りかかっているようだった。
開花のピークも過ぎ、広場には桜の花びらが地面に敷き詰められていた。この光景のことをなんと呼ぶんだろうと僕は考えた。水面の場合は花筏と言うけれど、地面はなにか花の絨毯のような表現があるだろうか。調べてみると、花筵と言うらしい。はなむしろ。むしろかぁ、と一瞬残念に思った。響きとしては、花の海、花畳、そんな感じの言葉でもいいような気がした。
嵐のような日が数日続き、今日はとてももわっとした暖かさだった。